【国際交流レポート12】タイ留学生への講義
2023/7/25
【国際交流レポート12】タイ留学生への講義
Lecture to vet students from Chulalongkorn University, Thailand
7月21日、本教室の大学院生 Wisa Tiyamaneeさん(博士課程2年・タイ・チュラロンコン大学獣医学部卒業)がIVEP(国際獣医師人材を育成する獣医学教育世界展開プログラム)の交換留学制度で日本に訪れている同大学獣医学部6年生のみなさんに講義を行いました。
Wisaさんは、大学卒業した後、北大の博士課程への進学し、現在、家畜の慢性感染症の制御法に関する研究に熱心に取り組んでいます。今回訪問してくれた後輩たちはWisaさんが5年時だった頃の1年生のことです。感染症学教室で行っている感染症学や免疫学研究の内容紹介の他に、日本での生活模様やなぜ日本の北大の大学院を選んだかなどについての説明を受けました。中には、大学院進学も考えているという学生さんもおり、有意義な意見交換ができた様です。
講義後は、実験室も見学し、丁度、実験中だったWinさん(博士課程3年・ミャンマー出身)からワクモの被害状況やワクモワクチン開発の説明を受けた後、実際に顕微鏡下でワクモを観察し、初めて見たワクモに歓声(悲鳴?)があがっていました。先輩の経験談が、次世代を担う若い学生さんの将来に役に立つことを願うばかりです。
慢性感染症における免疫疲弊についての講義風景
今回訪問してくれたチュラロンコン大学獣医学部の学生さんとWisaさん(右奥)
Winさん(右端)からワクモについて説明を受ける学生さん