【活動報告】松前町での実習

2023/9/21

 

当研究室の松原 幸芽 さん(学部5年)が「地方学の実践支援プログラム 2023」の支援を受けて、松前町肉牛改良センターで実習に取り組みました。

今回は松原さんがこの活動について報告します。

 

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5年の松原です。
9月4日(月)~9月8日(金)の5日間、松前町肉牛改良センターで実習をさせていただきました!

 

この実習は、本学の「地方学の実践支援プログラム 2023」に採択されたプロジェクト「牛伝染性リンパ腫の診断および発症予測診断による畜産被害軽減の試み」の一環として実施しました。

「地方学の実践支援プログラム 2023」は、自身の研究や⼤学での学びを⾃らのアイディアにより発展的に展開する調査、研究を軸として、北海道の地域社会や団体と連携しながら、現場地域(フィールド)において課題解決を主体的に取り組む学生を支援するプログラムです。

本プログラムは、本学の学生が「フロンティア精神」、「実学の重視」を胸に、現代版地⽅学を主体的に実践することで、現場で生まれる新しい問題、発⾒、学びによる成⻑を支援する制度として設立されました。

 
今回実習で訪れた「松前町肉牛改良センター」では、黒毛和種の改良に加えて、充実した研修制度を用いた新規就農者の人材育成に特に力を入れています。

 
実習中は、センターで研修を経て新規就農された、当研究室OBの竹原 昌生さんに様々なことを教えていただきました。

プロジェクトに使用するための採血を実施した他、肉牛の飼養管理や受精卵移植、妊娠鑑定についても学ばせていただきました。

また、牛舎と放牧地を見学しました。センターではBLV感染対策としてBLV抗体陽性牛と陰性牛を分離飼育しており、私たちが研究室で行っている検査が感染対策に活用されていることを実感しました。

実習を通して、農家さんが様々な工夫をしながら多大な時間とお金を費やして肉牛を育てていることを知り、検査や研究に対する責任感が強まりました。

 

普段の研究生活では体験できない牧場仕事を農家さんと一緒に行うことができた今回の実習は、とても貴重な経験になりました。

今回学んだことを忘れずに、今後も検査や研究に励みます!

 

 

松前町肉牛改良センターの皆さん(左端:竹原さん、から2番目:松原さん)

 

松前町肉牛改良センターの牛舎

 

実習中の松原さん